就活するのにIT関連の資格を持っていたほうが有利なのかな?どんな資格がおすすめ?
IT関連の資格を取得するのって、本当に自分のキャリアにプラスになるの?
ITを使いこなすスキルは、今や仕事だけでなく日常生活においても欠かせない能力の一つです。
とはいえ、「どのIT関連資格がどう役に立つのかわからない」という人も多いでしょう。
そこで、この記事では、「IT関連資格があなたの仕事や日常にどのように役立つのか?」、そして「どの資格が特におすすめなのか?」を解説します。
- 初心者におすすめのIT関連資格
- IT関連資格が日常業務やキャリアアップにどう役立つのか?
この機会にIT関連資格を取得することで、キャリアの幅を大きく広げましょう。
初心者におすすめ!IT関連資格3選
IT関連資格を取得しようと考えたとき、最初に直面するのが「どの資格を選べばいいのか」という問題です。
ITが日常業務に不可欠となる中、初心者向けの資格は、ITスキルの基礎を固める絶好のスタート地点となります。
でも、パソコン操作に不安を感じる初心者にとっては、資格の選択肢が多すぎてどこから手をつけていいのかわからないものですよね。
そこで、ここでは初心者におすすめのIT関連資格を厳選して3つご紹介します。
- 日商PC検定
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
- ITパスポート試験
日商PC検定
「日商PC検定」は、日本商工会議所が実施するビジネスでのPC使用能力を認定する資格です。
この検定は、ビジネスの現場で必要とされるパソコンの操作能力を測定し、証明するものです。
日商PC検定には、以下の4つのレベルがあります.
レベル | 試験概要 | 合格率 | 受験料(税込) |
---|---|---|---|
Basic | パソコン初心者向けの基礎的なスキルを問う試験 Word、Excel、PowerPointの基本操作を測定 受験資格の制限なし | 約80% | 4,400円 |
3級 | パソコンの基本操作とビジネス文書の作成スキルを問う試験 Word、Excel、PowerPointの基本的な機能の利用能力を測定 受験資格の制限なし | 約70% | 5,500円 |
2級 | ビジネス現場で必要とされる実践的なパソコンスキルを問う試験 Word、Excel、PowerPointの応用的な機能の利用能力を測定 受験資格の制限なし | 約50% | 7,700円 |
1級 | 実務で必要とされる実践的なパソコンスキルを問う試験 表現技術について実践的かつ応用的な知識 受験資格の制限なし | 約40% | 11,000円 |
日商PC検定の資格を取得することで、ビジネスで通用するパソコンスキルを証明でき、就職や転職、昇進などに有利になります。
特に、事務職や営業職など、パソコンを使う仕事に就く際に、日商PC検定の資格は高く評価されます。
日商PC検定の試験は、CBT(Computer Based Testing)方式で行われ、全国のテストセンターで随時受験できます。
勉強方法としては、公式テキストや問題集、eラーニング教材などを活用することができます。実際のパソコンを使って、Word、Excel、PowerPointの操作方法を繰り返し練習することが大切です。また、ビジネス文書の作成やデータ分析など、実践的な問題に取り組むことも効果的です。
日商PC検定は、パソコンスキルを証明する代表的な資格の一つであり、ビジネスパーソンにとって大変価値のある資格です。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
『マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)』は、マイクロソフト社が提供するOffice製品(Word、Excel、PowerPoint、Accessなど)の利用スキルを証明する国際認定資格です。
MOS資格には以下の種類があります。
- MOS Word
- MOS Excel
- MOS PowerPoint
- MOS Access
- MOS Outlook
また、試験のレベルは以下の3つに分かれており、全国の試験会場で随時受験することができます。
レベル | 試験概要 | 合格率 | 受験料(税込) |
---|---|---|---|
一般 (スペシャリスト) | 各アプリケーションの基本的な機能や操作を問う試験 | 約60% | 10,780円 |
エキスパート | 高度な機能や複雑な操作を問う試験 Word、Excelのみに設定 一般レベルの合格が受験の条件 | 約40% | 12,980円 |
マスター | エキスパートレベルを超える高度な技能を問う試験 Word、Excel、PowerPointの3科目に合格する必要あり | 約20% | 15,180円 |
MOS資格を取得することで、Officeアプリケーションの利用能力を客観的に証明でき、就職や転職、昇進などで有利にはたらきます。
特に、事務職や営業職など、Officeアプリケーションを多く使う仕事に就く際に、MOS資格は高く評価されるでしょう。
ITパスポート試験
「ITパスポート試験(通称iパス)」は、日本の情報処理推進機構(IPA)が実施する、ITに関する基本的な知識や用語を理解していることを証明する資格です。
以下のようなITに関連する幅広い分野の基礎知識が問われます。
- ITの基本的な法律知識
- プロジェクトマネジメント
- ネットワーク
- データベース など
特に、非IT職でもITの基礎知識が求められる現代において、ITパスポートはあらゆるビジネスパーソンにとって有益な資格と言えるでしょう。
この資格を持っていることで、ITに関するコミュニケーションが円滑になり、ITを活用した業務改善や新たなビジネスチャンスの創出に繋がる可能性が広がります。
IT関連資格があなたのキャリアにもたらす変化
IT関連資格の取得のメリットは、単に新しい知識や技術を身につけることだけではありません。あなたのキャリアを大きく変化させる可能性すらあります。
職場でのパフォーマンス向上や、チーム内での役割強化など、多方面にわたるメリットが期待できるのです。
効率化と生産性向上
ITスキルは、現代の職場において最も求められるスキルの一つです。
特に、Excel、Word、PowerPointなどのオフィスアプリケーションの習得は、業務の効率化に直結します。
たとえば、Excelの高度な関数やマクロを駆使することで、煩雑なデータ分析や報告書作成の時間を大幅に短縮できます。
これにより、時間を有効に活用し、より戦略的な業務に集中できるようになります。
プロジェクト管理とチームワークの向上
IT関連資格を通じて習得したスキルは、プロジェクト管理やチームワークを向上させる上で非常に有効です。
たとえば、「プロジェクト管理ツール」や「共同作業プラットフォーム」を効果的に利用することで、プロジェクトの進行をスムーズにできます。
また、プロジェクトの進捗状況や成果物を分かりやすく可視化することで、チームメンバー間の理解を深め、共通の目標に向かって効率的にプロジェクトを進めることが可能です。
こうしたスキルは、チームリーダーやプロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップに有効に働くでしょう。
コミュニケーションの向上
ITスキルはコミュニケーションの質を向上させます。
たとえば、メールやオンライン会議ツールの適切な使用は、職場内外との円滑な情報交換に必須です。
プレゼンテーションスキルも同様に、アイデアや成果を効果的に伝えるために欠かせません。
魅力的で理解しやすいプレゼンテーションを作成できる能力は、クライアントや上司・同僚からの信頼を得る上で大きなアドバンテージとなります。
転職・昇進時におけるIT関連資格の影響力
転職や昇進の際、資格は大きなアピールポイントです。
応募する職種に関わらず、履歴書にIT関連資格を記載することで、あなたのITスキルが一定の水準以上であることを明確に示せます。
たとえば、MOS(Microsoft Office Specialist)資格は、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成能力など、ビジネスシーンで広く求められるスキルをカバーしています。
この資格を履歴書に記載することで、効率的な業務遂行能力を持つことを示し、採用担当者に対して良い印象を与えることができます。
キャリアアップへの具体的ステップ
IT関連資格は、転職や昇進の際にあなたのスキルを客観的に示す証明書の役割を果たします。
ですが、IT関連資格をキャリアアップにつなげるためには、資格取得後の積極的なスキル活用と、さらなる学習が重要です。
資格取得を通じて習得した知識や技術を日常業務に積極的に取り入れ、効率化や品質向上に貢献することで、その本当の価値が発揮されます。
また、業務の節目ごとに、さらに上位の資格取得や新しい技術の習得にチャレンジしても良いでしょう。
これにより、採用担当者や上司に対して、自己の能力と積極性をアピールし、キャリアアップのチャンスを広げることができるのです。
まとめ
この記事では「キャリアアップのための【初心者向け】IT関連資格おすすめ3選」について解説してきました。
記事の内容をまとめます。
- 初心者におすすめのIT関連資格は以下の3つ
- 日商PC検定
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
- ITパスポート試験
- IT関連資格は日常業務の効率化だけでなく、キャリアアップにも有効
- IT関連資格をキャリアアップにつなげるためには、資格取得後の積極的なスキル活用と、さらなる学習が重要
IT関連資格は、現代のビジネスシーンにおいて必須のスキルを客観的に証明してくれる有効な手段であり、昇進や転職といったキャリアアップの際にも役にたつものです。
今回紹介したのは初心者向け資格ですが、それでも資格取得のためには、明確な学習計画の立案、適切なリソースの選定、そして実践を通じた十分な学習が必要になります。
ぜひ今日から一歩ずつで良いので、目標に向かって努力を始めましょう。